消費税率アップよりも

ここ数ケ月間 気になっていることがあります。

それは今年、団塊の世代が、労働現場から去って行くことです。

一般に団塊の世代は、昭和22年~24年生れを言います。そしてS24年生れの方は、 今年65歳となり、現場を去っていきます。

世間一般や大手企業では2007年問題といって、S22年生れの方が60歳定年を迎えた ことから、労働人口が一気に減ること、また技術継承が危ういなどの問題が世間を 賑わしました。

私が仕事で関与する事業場=中小零細企業は、恒常的に人手不足・人材不足です。 大手企業の不足とは、背景とその質が違います。

ですから継続雇用であれ、再雇用であれ社員は65歳まで働き、60歳で現場を去ってもら う方は、ほとんどいませんでした。

団塊の世代に対する肯定・否定は様々ありますが、人事労務という観点からみれば、 私はあの凄まじい競争力の持ち主達を、日本経済を支える柱のように感じていました。

たださすがに65歳という節目は、現場を去るに十分な理由となるようで、その大きな 塊が去っていくことに不安を感じ、また次の柱は何かと考えてしまうのです。

 

細原