動き始めている?

選挙が終わり、次の国会に提出される「働き方や成長戦略」の

改正法案の報道が目立ってきました。

 

女性、高齢者、働き過ぎ、雇用環境の格差是正など、雇用は問題山積で、

かつ、この国の行く末を左右する事柄ばかりです。

 

そのなかで、一番気になる女性の就労。

 

女性がパートで働く時に壁となる、いわゆる130万円の壁に対して

国が企業に補助をし、それなりの策を講じているものの、本当の意味で

解決に持っていくには相当時間を要します。

 

H19年4月(2007年)のおよそ10年前、離婚時年金分割が施行されました。

今までの「被扶養配偶者の収入が130万円以下であれば、医療保険、

国民年金の保険料を払わなくていい仕組み」が、これで一気に解消の方向

にと思っていましたが、その後ほとんど各政党・政府から声は挙がってきません。

 

第3号被保険者(収入が130円以下の被扶養配偶者)の選挙民数を考えれば、

各政党が声を挙げるのは勇気がいることですが、女性が本当に労働市場で

活躍する社会にするには、この壁(保護)を早めに取り除かなければならないと思っています。

 

政治家は、すぐに何でもかんでも「抜本的改革」と枕言葉をつけますが、

言葉は正確に使ってほしいものです。

 

細原