年末雑感

今年も労務に関連するニュースが盛りだくさんでしたが、

私的には「最低賃金、時間当たり1,000円政府目標」というのが

一番のニュースであり、注視していたものでありました。意外に感じられるかもしれません。

 

単純計算で、

夫 1,000円× 月労働時間 160時間として  = 160,000円

妻も同じ条件で働いて、×2人 で月 320,000円 × 12ケ月、

賞与なしで 世帯年間収入 384万円です。

夫婦としましたが、単身では192万円です。

 

この数字をぶつけてみた周りの反応は、

・そんな年収の人、実際にいるの?

・子供を大学、行かすことができない。

(いや奨学金制度使って、何とか行かすことが出来る金額だ)

・へぇ、そうなんですね。(無関心)

だいたい、この3パターンに分かれました。

 

この高度情報社会であっても、人間一人ひとりは、自身の 目線中心であるようです。

※質問のシュチュエーションが、お酒の場が中心というのもあります。

また、私の知人友人なので偏りがあります。

 

今年の一文字は「安」ということでしたが、

・必要最低限の教育を受け(教育)

・働いて(勤労)

・納税する(納税)

ということを日本国憲法の基本とするならば、

公正な社会を目指すため、自分の子孫には努力次第で

チャンスを掴める土壌を整えることが、「安」(安全・安心)と

同等以上の社会基盤であるべきと切望しています。

 

細原