いくら似ているからって。
日本とドイツ。 “共通しているところが多い” ということでよく比較されます。
まず言われるのが両国民の勤勉性。また両国とも第二次世界対戦から
奇跡的な経済復興を果たしたことなんかが、挙げられます。
そのドイツの誇るべき職人の人材育成制度「マイスター制度」を、日本版に
アレンジして導入するという議員立法を、自民党が計画しているとニュースが流れました。
このドイツの「マイスター制度」。 本当に成熟した制度で、なんで日本にはこのような
形がないのかと、前々から思っていました。
ですが、いくら似ている国の制度とはいえ、国民の体力、歴史、現経済の立ち位置、、などなど、
似ていない要素の方がはるかに多い日本の土壌で取り入れるには、十分な議論が必要に思います。
中途半端な形での導入は、また天下り先を温床となる場所を作ってしまうだけのような気もします。
細原