こんなところでも人手不足の影響
今週5日の火曜日、厚生労働省から「労災事故死、人手不足で19%増加」という
つらい結果が発表されました。※日経新聞の同記事添付します。
建設業などでは昨年秋頃から十分に予測されていたことですが、実際に数字でみると
やはりいたたまれません。実際に死亡事故が起きた事業場では、もっと事故防止対策が
取れなかったのかと悔しい思いをされているでしょう。
社会保険労務士の仕事をしていて一番 緊張が走るのが、やはり関連事業所から労災事故
連絡が入った時です。軽傷な労災事故の場合、事後の事務処理ができるだけスムーズに
進めることを重点におきますが、後遺症が残りそうな大きな事故は初動から被災労働者
の家族のことまで頭に入れて対応を進めます。
事態を受けて、厚生労働省が各業界団体に労災事故防止の安全教育の徹底等を求める方針
ということですが、事故増加の止めるには経営者が「利益を追求すること」とは別の次元
で「労災事故防止」考えることが必要です。
人手不足で労災死2割増、14年上期-厚労省 140805 日経新聞